判決は、時効を認めるものであった

平成27年4月3日判決言渡 同日原本領収 裁判所書記官

平成26年(ワ)第273号 貸金請求事件

口頭弁論終結日 平成27年3月20日

 

判決

岩手県奥州市

原告 高橋 脩

盛岡市

被告 玉澤 徳一郎

盛岡市

被告 玉澤 多賀

 

主文

1 原告の請求をいずれも棄却する。

2 訴訟費用は原告の負担とする。

 

 

事実

第1 請求の趣旨

被告らは、原告に対し,連帯して、 1 0 0 0万円を支払え。

訴訟費用は被告らの負担とする。

仮執行宣言。

 

第2 請求の趣旨に対する答弁

主文同旨。

 

第3 当事者の主張

1 請求原因

 

(1) 被告玉澤徳一郎(以下「被告徳一郎」という。)に対する請求原因

  ア原告は被告徳一郎に対し昭和47年7月末日、1 000万円を貸し付けた。

  イ原告は被告徳一郎に対し、本訴状送達(送達日平成26年12月27日)をもって上記金員を返還するよう催告した。

 

(2) 被告玉澤多賀(以下「被告多賀」という。)に対する請求原因

  ア上記(1) ア及びイと同じ。

  イ被告多賀は,原告との問で、同日、前項の借入金債務を連帯保証するとの合意をした。

(3) よって、原告は、被告徳一郎に対し、上記消費貸借契約に基づき、被告多賀に対し、上記連帯保証契約に基づき、連帯して1000万円の支払いを求める。

 

2 請求原因に対する被告らの認否

全て否認する。

 

3 被告徳一郎及び被告多賀の抗弁(消滅時効)

(1) 原告は被告徳一郎に対し、平成13年5月10日、上記1000万円を同月31日までに返還するよう催告した。

 

(2) 平成23年5月31日は経過した。

 

(3) 被告らは原告に対し平成27年1月30日の本件口頭弁論期日において上記時効をいずれも援用するとの意思表示をした。

 

4 抗弁に対する原告の認否

抗弁(1)のとおり原告が被告徳一郎に対して上記1000万円を含む金員の支払いを請求した事実は認めるがこれをもって催告とすることは争う。

 

理由

証拠(甲1)では原告の被告徳一郎に宛てた内容証明郵便として、「四十七年の壱千万円について,ここに新めて請算請求する。(…)消費者物価指数年報に準じて(平成10年) 算出すると、弐千八百八拾四万八千円となるのでこの金額を平成十三年五月末日までの期日として請求します。」

 と記載されている。そうすると、同郵便をもって、原告が被告徳一郎に対して催告したものとみるほかない。

その余の消滅時効の抗弁を構成する事実については、当裁判所に顕著な事実であるから,被告らの抗弁はいずれも理由がある。

よって、原告による被告らに対する請求原因について判断するまでもなく、原告の請求はいずれも理由がなし、からこれを棄却することとし、訴訟費用の負担について民事訴訟法61条を適用して、主文のとおり判決する。

 

盛岡地方裁判所第2民事部

裁判官 池上 弘

 

 

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